レンシンの処方

レンシンの処方

 ◆蓮茎の薬理   原産地 : 熱帯アジア
 薬用部位 : 根茎、葉、花、実
 薬効 : 利尿、止血、通経、婦人病、滋養強壮、下熱、鎮痛、口内炎、
 淋病、はれもの、かぶれ
  レンコンは食用として一般に親しまれていますが、漢方では薬用として全草が用いられます。実は「心の熱」
をとるといわれ精神神経系
 の熱をとり、葉は子供の熱病など「肺の熱」をとるといわれ、茎(蓮茎)は結核の喀血・大腸・直腸・痔などの出
血・月経過多・子宮出血と
 いった出血性の病気に対して著効を発揮します。

  レンコンの節を陰干しにして炒りますとレンコンの止血作用が倍増し、痔には勿論、大腸の出血・婦人病の
出血にも著効があります。

  成分としては糖質が多く、ビタミンC・アスパラギン酸・アルギニン・チロシンなどが含まれており、レンコンの
薬効の現代医学的説明は
 不明ですが、体の熱を取り去りその結果として、下熱・鎮痛・止血・消炎作用が経験的に実証されています。ま
た、利尿作用・滋養強壮
 作用も忘れられないものです。

 ◆カイカの薬理・・・・・・・・ マメ科のエンジュの花蕾で、止血・鎮痛の効果と血管を丈夫にする作用があり、痔
疾患・痔出血、その他の出
 血に用いられます。
 ◆日局ショウキョウの薬理・・・ ショウガ科のショウガの根茎です。血液の循環を高める作用があります。
 ◆日局センナの薬理・・・・・・ 古くアラビアの医師によって使用された生薬で、インドから輸入されています。瀉
下成分はそのままの形で
 大腸に作用するため、緩下剤として繁用されています。


  一品のみで大体の痔疾に適合した種々の能力を持ち合わせている蓮茎を主剤とし、カイカの止血剤・生姜
の強壮剤・センナの緩下剤を
 配合したレンシンは、内服用として非常にすぐれていると言えます。
  これ程までにうっ血を取り去り腫れをひき、止血鎮痛効果を発揮するレンシンは、痔疾治療薬の中でも独得
のものです。他に類を見ない
 その独自性は、原料が野生のもので、しかも地質を選ぶということと、製法に古事伝来の秘法があるということ
から十分に納得の行くもの
 であります。


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